パソコン修理 杉並区梅里のお客様:H様

DELL Dimension4600Cが起動しない。
スリムタイプのデスクトップです。
http://www.ari-web.com/shop/pc/dell/dimension-4600c.htm

パソコンの電源を入れても起動しないで、エラーが表示されます。
「Alert! Chipset heat sink not detected.System halted!」

Googleで検索すると、多くのページがヒットしました。

「Dell タイマー」と呼ばれています。

この故障は、DELL Dimensionシリーズの2400、4600で良く見られるようです。
マザーボードのチップセットヒートシンクが外れた場合に発生します。

正確には、外れてもパソコンの電源を落とさなければそのまま使い続けることが出来ます。
パソコンの電源を落として、起動するときにヒートシンクの通電を確認するのですが、金具が外れていて通電しないので、エラーとなります。

外れた金具はハンダor接着剤でつけ直すか針金などで代用して修理可能です。

すでに製造してから5年以上経過しているので、DELLでも修理対応はしないようです。
明らかにメーカー側の不良なのに、修理費用を3~4万もとっていたそうです。

購入後3年半位から発生していますので、今回のお客様はもった方ですね。

ケースを開けてみると、見事にヒートシンクがずれていて、金具が無くなっていました。
パソコンを手で持ってひっくり返すと、ポロッと金具が落ちてきました。

ハンダを用意してきたので、マザーボードを取り外して、外れた金具を取り付けて裏側からハンダ付けしました。
そして、ヒートシンクを押さえる金具があるのですが、押さえる力を弱くするために、反対に力を加えました。

元通りに組み立てて、電源を入れました。
無事に起動しました。